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あんさんの筋肉食紀行

20代筋トレ大好きバンドマンあんさんです。 東京を中心に、自分が気に入った安くて美味しくて居心地が良い店を紹介していきたいと思っております!! よければ、参考にして下さいませ。

あんさんの鮨巡り その16 世田谷区代沢 「小笹寿し」

時が過ぎるのは本当に早く、自分も気付けば20代後半となっていた。
下北沢は「若者の街」なんて言われるが、その意味が最近わかった。

 

久しぶりに下北沢に降り立つと本当に若者だらけだ。笑(高校生から大学生が多い感じ)
自分もまだ若者の部類かもしれないが、10代の人間は肌のノリが全然違うのがわかってしまう。

こうして、人は年を取っていくのですね。

 

そんな「若者の街」下北沢に知る人ぞ知る、名店と言われる鮨屋が存在する。

 

その名も「小笹寿し」。
創業は1973年で、神泉と銀座に兄弟店を構える由緒正しい江戸前鮨屋だ。

この鮨屋、何が面白いかというと注文は《お好み》のみで席の予約は不可なのである。

が、江戸前鮨屋というのは立ち食いでお好みのみの注文で好きな握りを摘み、厚くて熱い湯呑みで茶を飲みサッと帰るのが本来のスタイルであった。

 

所が、店内に椅子を置くようになってから酒を飲む客が増え、ツマミを提供する店が増えてきた。
そして2,000年代に突入した今、高級鮨屋は殆どの店が「おまかせ」か「おきまり」のメニューを設ける様になった訳だ。

おまかせはコース仕様となっており、始めに刺身や、和食一品料理が何点か提供される。
その後、腹も少し溜まって酔いも回ってきた頃に鮨が握られていく。

 

これはこれで一つのコースとして素晴らしいと思うのだが、中には握りだけ食べたいという「握り党」も存在する。(僕もどちらかというとそちら派)

鮨屋に来たのだから、鮨を食べさせてください。。。といった感じで。。


そんな握り党の希望を叶えてくれるのが、この「小笹寿し」なのである!!
それに、自分で握りコースの構成が立てられるのだ。
これは、鮨好きにとっては堪らない事なのである。


予約は出来ないが、近くにいて電話をすれば席を取ってくれる。
今回は三人での訪問だったので、電話すると運良く席をゲットできた。

場所は下北沢駅から歩いて10分程度と行った所。
池の上駅からも全然歩ける距離だと思われます。

そして辿り着く。。

 

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住宅街に溶け込んでいて、街場寿司屋と銀座の高級鮨屋両方の雰囲気を兼ね備えた不思議なオーラを放っている。

少し緊張しながら扉を開き、「先程電話したあんさんです」と伝えるとカウンターに案内される。

つけ場に立つのは、「小笹寿し」2代目親方の西川勉氏だ。(初代は岡田周三氏)
清潔感ある白法被を纏い、坊主頭に巻いた捩り鉢巻きが非常に似合う。
笑顔が素敵で、優しそうなので一安心します。

 

席に座りまずは飲み物を注文。
この日は夜だったので、まずはビールで喉を潤す。


生は置いて無く、エビス中瓶一択の様だ。
しかし、エビス瓶ビールほど鮨屋に似合うビールは無いなぁ。

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まずは、蛸のツマミを頂く。
いい塩梅で、心地よい弾力です。
酒のアテにはピッタリだ。

 

壁に掛けてある鮨種が書かれた木札が、いわゆるメニューとなる。
真鯛に平目、小鰭に鯖、もう鯵もあるのか。墨烏賊に煮烏賊。蛤に赤貝、青柳、海胆にシャコ。穴子に玉子。(一部です)

 

どれも伝統的な江戸前鮨種であり、鮨好きならワクワクしてしまう事間違いなしだ。
また、それらはカウンターのネタケースからも眺める事が出来る。
もう最高。


さ、鮨を始めるのは今回は自分だ。
注文に参る。(僕の鮨コース構成にもよければ注目して下さい笑)

 

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一貫目 「真鯛」

何と美しい鯛の握りなのだろうか。
絶妙な加減で湯引きされているが、真鯛特有の優しい脂はしっかりと残されている。
また圧倒されるのが種の大きさと厚み。
口に入れた時と、喉を通った時の快感が半端ないです。
この先、これを超える真鯛の握りに出会えるかのか。。?笑

 

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二貫目 「細魚」

分厚く切られた細魚ってこんなにも豪快かつ上品な味がするのか、とこれまた驚きを隠せない一貫。
また、シャリはパラパラっとほぐれるというよりは、the人肌温度であり柔らかな酢の香りが口の中に広がります。

 

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ここで潮汁が提供される。舌を透き通る様な、澄んだ味わいです。

 

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三貫目 「墨烏賊

これまた。笑
海苔を巻いた墨烏賊の握りを頂くのは初めてです。
サクッとした歯切れが抜群で厚みもあるので、甘みとネットリさも充分に味わえました。

 

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四貫目 「赤身」

凄い偉そうな事を言いますが
これまでの三貫が最高に美味かったのですが、鮪は△でした。。
表面は少し乾いてしまっており、温度が冷たいのでシャリとのマッチングが余り良く無いです。

 

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五貫目 「トロ」

赤身とトロの違いを味わいたかったので、同時に注文しましたが、やはりこちらもパッとしなかったです。
トロの良さは旨味と脂と蕩けた後の香りの融合だと思いますが、それが中途半端に感じられます。(一月に銀座 さわ田でスペシャルな鮪を食べたからという可能性アリ)

 

ここで再びツマミを注文。

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鮑と肝和えの烏賊添え。

いや〜豪華な食べ物です。
生の鮑といえば、歯応えと潮の香り。
こちらのものはそれが最上級に感じられました。
お酒必須の一品。

 

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六貫目 「小鰭

今にも泳ぎだしそうな、躍動感溢れる小鰭のまるづけ握り。
シャリが包まれており、とても美味しかった。職人の腕が光る一貫。
比較的優しい締めであり、皮の滑らかさが究極的。
やはり、小鰭は店の味が表れるのだと感じる一貫でした。

 

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七貫目 「小柱軍艦」

粒感と歯切れが心地よい軍艦。
三つ葉が忍ばせてあり、貝柱の甘みと混ざり合い上品な味に。

 

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八貫目 「鯖」

旬の鯖の銀皮はとてつもなく綺麗です。
若干強めの締め加減ですが、鯖本来の旨味をグッと引き出している。
それにしても、この店の握り美味すぎる。。

 

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九貫目 「車海老」

注文が入ってから茹で上げ。
驚く程の甘み。火入れも温度も最高でした。

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鮨屋では珍しく、頭は焼いて提供してくれます。
酒飲みには嬉しいっすね〜。

 

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十貫目 「海胆」

美味しいのですが、甘みが弱く苦みが目立ちました。。

 

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十一貫目 「穴子

注文を受けてから焼き、海苔を巻き半分に切って提供されます。
いつも頂く煮穴子は、フワっとトロッとしたものが多いのですが、こちらはカリッとした食感が際立つ!!
煮詰めは粘度がサラッとしているものの味は非常に濃厚です。

印象に残る穴子でした。

 

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十二貫目 「玉子」

握りで頂きました。
優しい甘さで、ラストにピッタリです。
心休まる味の玉子焼きでした。

と玉子で終わりにしようと思いましたが、真鯛が美味しすぎたので最後にリクエスト注文しました!!!
いや〜2回目でも超ウマイ。。。


以上で本日は終了です。
三人で飲み物は訪れ瓶ビール2本とお酒を二合、つまみも注文して、海胆は三人とも頂き比較的高価な部類鮨種を注文しましたがお会計は3万円弱。
(多分自分一人の計算だと、一万円弱くらいだと思われます。)

 

非常に良心的な値段設定です。
鮪や海胆は少し残念な所がありましたが、真鯛や墨烏賊小鰭は銀座の高級店をも凌ぐ味だったと思います。(技で魅せている証拠でしょうか。)

またお好みのみなので、自分の予算を決めて食べるゴチバトルの様な楽しみ方もできると思います笑

 

何より自分でコースが構成出来る事の、嬉しさと楽しさが堪らなかったです。

 

親方が醸し出す優しい雰囲気が店を包み、居心地も非常に良かった。
ご常連さんが多い様で、愛されるのも当然だと思います。(近くにあったらいいのに)

またすぐに伺いたいお店です。
ご馳走様でした!!