あんさんの筋肉食紀行

20代筋トレ大好きバンドマンあんさんです。大の酒好き。 美味しい店をご紹介していきますので、良ければご覧になって下さい!!!

あんさんの鮨巡り その15 中央区銀座 「鮨 鈴木 」四訪問目


マイペースに始めた一人鮨屋巡り。中央区銀座界隈だけで300店舗以上存在するという鮨屋の中から自分が直観的に行きたい所を選び、「鮨 鈴木」に初めて訪れた時の事は未だに忘れません。

 

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銀座駅のB9出口から徒歩数分の能楽堂ビル、エレベーターで五階に上がると現れる紅の暖簾。
それを潜ると、美しい木目を基調とした清潔感漂う非日常的な空間が広がる。


すらっと長いカウンターに、綺麗に均等に並べられた十脚の椅子。
【警視庁】と書かれた藍色の壺、バカラ製のクリスタルに輝く招き猫が置かれてあり正に銀座の高級鮨屋といった感じだ。
そして、鮨職人の舞台とも言えるつけ場に立つ親方の鈴木孝尚氏が目の前で握る「美しく」も「旨い」江戸前握り鮨。

それを口へと運ぶ。


衝撃を受けた。
ただ単に、刺身魚をのせた『寿司』では無く〆る、漬ける、寝かす、煮る、焼くなどしっかりと仕事が施された極上種を使い握られる『鮨』はこんなにも美味しいものなのかと。

以降鮨屋巡りにハマっていき、財布と相談しながらも毎月違う店に訪れようになり、当たり前だがそれぞれの店にそれぞれの味が在る事が少しずつわかってきた。

 

まだまだ鮨ビギナーのあんさんですが、「鮨 鈴木」の鮨が一番美味しいと思いなおかつ楽しい時間が過ごせるので度々訪問していました。

 

そんなこんなで、今回で四度目の訪問になります。

この日は極上握りのオンパレードでしたので是非ご紹介していきたいと思います。

よければお付き合いくださいませ。

 

この日はクリスマス一人鮨です笑

店の扉を開けると、酢飯の心地良い香りが漂ってくる。

母娘親子に男性客が二人、中央には魯山人かの様なオーラを放つご老人、「鮨 青木」時代からのご常連のご夫婦。

賑わっている中、鈴木さんの前の席に座りお昼のおまかせをお願いします。

 

当店は、土日祝はおまかせコースのみ(10000円税抜)となっていて、平日は4000円、8000円のお決まりも用意しています。(4000円は安い!!)

 

いつもならお茶を頼むあんさんですがこの日は、、

 

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日ビーです笑

エビス小瓶(500円)を注文!!

銀座の最高級鮨屋なのに、この価格は非常に良心的です。

一人で鮨屋に訪れ、小瓶のエビスで昼の喉を潤す。

「大人になったなぁ」と若造が調子にのります笑

 

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まずはガリが置かれる。

辛味は殆ど無く、優しい甘みが広がる素晴らしく美味しい生姜です。

また食感も心地よい。
器は先日引退された「鮨 水谷」の水谷八郎さんから頂いたものだそうです。(!!)

 

そして、鈴木親方の鮨が始まります!!!

 

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一貫目 「鮃」

青森県産 かなり大きい鮃だった様です。肉厚でボリュームがあり、柔らかくモチっとした身の感触は最高でした。「鮨 鈴木」の酢飯は赤酢が効いておりキリっとしているもののまろやかでもあります。温度も人肌で丁度良く、解れ具合も気持ちよい。

やはり僕は鈴木さんの鮨が大好き、としみじみ思う鮃であった。

 

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二貫目 「縞鯵」

屋久島産 一本釣りで獲られた2.3kg(!!)の天然縞鯵を使用。

夏のサラっとしたも残すが、ガツンとくる脂も同時に押し寄せてくる極旨な縞鯵。

身も厚くとても美味しかった。。!!

 

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三貫目 「クエ」

これまた大振り!!

クエは厚めに切られてこそ旨さが活きると思います。
噛む度に溢れる、ジューシーな甘みと旨味は堪りません。炙られた香ばしさも最高です。

 

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四貫目 「赤身」

青森県大間産のものを使用。
これはファンタスティックな赤身です。
旬の大間の赤身は、少なからず脂を感じる事があるのですが、こちらは濃厚な血と鉄分の旨味と酸味のみをグッと凝縮したかの様でした。

赤身好きには堪らないであろう、感動的な味でした。

 

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五貫目 「中トロ」

グラデーションが大変美しい中トロ。

赤身の酸味やマッタリとした旨味は残しつつ、それを上質できめ細やかな脂が纏います。

美味すぎる。。

 

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六貫目 「大トロ」

こちらは10日間寝かせたもの。

見てわかる通り最高に脂が乗っています。

口に入れた瞬間、溶けてなくなり甘さが残る。

 

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七貫目 「小鰭
美しい銀色。
あっさりとしつつ、まろやかな絞め加減です。
心地よい酸味に柔らかな皮目の食感が楽しめる小鰭

 

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八貫目 「墨烏賊

綺麗に透き通る墨烏賊
煮切りではなく、塩で頂きます。
サクっとした歯切れですが、噛むと少し粘りが出てきてそれがシャリと混ざり合うとこの握りでしか出せない食感となる。

 

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九貫目 「赤貝」

宮城県閖上産。東日本大震災から約6年。ようやく、上質な赤貝が獲れる様になってきた模様です。
とても厚みのある赤貝で、潮の香りがフワっと口の中に押し寄せてくる。
鈴木さんは本当に、いつも最高の赤貝を食べさせてくれます。

 

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十貫目 「平貝」

筋繊維が解れる感じと、シャリとの間に挟んだ海苔の上品な香りが良いです。

 

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十一貫目 「鯖の棒鮨」

もはや「鮨 鈴木」の名物とも言えるこの鯖鮨。甘酢に漬けられた白板昆布の香り、浅く絞められた極上の肉厚鯖の豪快な噛み応えと旨味とシャリとが口の中で混ざり合い幸せになれる一貫です。
僕は鯖鮨を深く研究している訳ではありませんが、この先これを超えるものに出会う事は無いのではないかと言えるくらい美味しいです。。!!!

 

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十二貫目 「馬糞海胆」

今回は小鉢での提供。
身はしっかりしているけど、口の中でまったりと舌に絡みつくように溶けていきます。
勿体無いと思うかもしれませんが、豪快に一口で食べると更に美味しく感じるはずです笑

 

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ここで、飲み物をお茶にします。
またこの湯呑が素敵。

 

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十三貫目 「車海老」

茹で置きで、味がしっかりとしている。
大きな車海老を半分ずつ、二回口に運べるという幸せ。
これもこの店にくる、楽しみの一つです。

 

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ここで女将さんから、お椀が差し出されます。

濃厚な出汁です。

 

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十四貫目 「煮穴子

煮ツメが良い具合に塗られている、見るからに美味しそうな穴子
脂のノリも最高で口に入れた瞬間フワっとトロっと溶けてしまった。

 

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するとここで、鈴木親方が光輝く鮪が盛られた皿を取り出す。

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もの凄い光沢感で御座います。

 

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十五貫目 「鮪手巻き」

その鮪をサッと手際よく巻物にして、直接手で渡してくれます。
今回の鮪の部位は本鮪の背の脂ととろみが多い部分を集めたものだそう。

この鮪の手巻き寿司は、毎回のおまかせに出てくるものなのですが今回のは段違いの旨さでした。
とろっとして濃厚で脂もたっぷりとノッているのだが、赤身のコクや酸味も兼ね備えた極上の一品であった。
正直、今まで食べてきた巻物で一番美味しかったです。

 

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十六貫目 「玉子」

またまた握りで頂きました。
ふんわりと柔らかく焼き上げられた玉子。
シャリの塩味と混ざると、なおさら甘みが自然な甘みが引き立つ様に感じられます。
こちらは玉子焼きも絶品です。。


以上で本日のお昼のおまかせは終了。
一万円は、僕にとって(多分皆様にとっても)大金であります。
しかしながら、クエや大トロ、赤貝や馬糞海胆をコースに入れてくれてこのボリューム(15貫に玉子とお椀付き)ですから非常に良心的な価格です。
それも、どれもが最高級のものばかりです。

 

この日の滞在時間は約2時間弱、僕も含めてお客様は皆幸せそうな表情をして食事していました。
鈴木さんは穏やかな方ですが、会話も上手で居心地がとても良いのです。

 

銀座という【一流】のものしか集わない土地。
そこに店を構える「鮨 鈴木」で頂く、親方の極上の握り鮨。
僕はこの空間で食べる鈴木さんの優しくも力強い鮨が、美味しくて、楽しくて本当に大好きです。

 

2016年の僕の鮨屋巡りはこの店に始まり、この店に終わりました。

 

ご馳走様でした!! 

絶対、来年も絶対通ってしまう!!