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あんさんの筋肉食紀行

20代筋トレ大好きバンドマンあんさんです。大の酒好き。 美味しい店をご紹介していきますので、良ければご覧になって下さい!!!

あんさんの鮨巡り その12 台東区谷中「すし乃池」

(2016年7月上旬に訪れた時の事を記しています。)

 

口に入れた途端、深い甘さと香ばしさが押し寄せる。肉厚なのに柔らかくフワッと溶けてしまい、特有の香りが一気に広がる。
もはや快楽とも言えるレベルの美味しさを持つ、江戸前鮨種の代表格「穴子」。

 

あんさんは数多く存在する鮨種の中でも、穴子を使った握り鮨が一番好きなのだ。
本格的な江戸前鮨を食べ始めて穴子の旨さを知ってしまった僕は、恋煩いかのように穴子鮨の事で頭が一杯だった。
それに、江戸前穴子入梅時から梅雨時期にかけてが一番美味しいとされているから尚更だ。

 

よし、この病を消し去ってしまおう。

そう思い仕事を終えてから、急いでジムに向かい普段よりペースを上げて筋トレをする。(これは基本的に絶対)

そして急いで帰宅しいつもの鮨服に着替えてから、目的地へと向かう。
乗り換え二回、約50分間電車を乗り小旅行気分で降り着いた駅は「千駄木」。。!

 

そう、ここ千駄木穴子寿司の超有名店「すし乃池」が在るのだ!!
その店は寿司好きのみならず、あまり食に興味の無い方でも知っている人がいる程有名である。(テレビにも割と出てるので)

 

それにしてもここは、下町情緒溢れるって感じが物凄くわかる町だ。。(街より町という漢字が合う)
古い建物が多そうだが、中はリノベーションしたりでお洒落な店も多い。
なんて考えながら3分程テクテク歩くと「すし乃池」を発見する。。!

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いや〜なんて渋く重い暖簾だ。
1965年創業との事で、納得。。
高級鮨店というよりは、街場の寿司屋と言った感じかな。
暖簾をくぐって「一人です!」と言うと二階のテーブル席に案内される。
一階はカウンターは、ネタケースが付けられたよくある町寿司屋の形の造りになっていた。
夜だったからか、親方の乃池さんは不在。(なんと90歳で今でも原付を運転されるそうだ笑)

親方は第二次世界大戦時、東京から長野に疎開してきた日本橋の名店「吉野鮨本店」の先代親方と出会い寿司についての話を聞かされ、終戦後に吉野の親方が東京へ帰る際に乃池さんも付いて行き「吉野鮨本店」に弟子入りしたそうだ。
若造からすると、全く想像が付かないドラマの中の話の様だ。

 

さあ、説明はこんくらいにしといて名代穴子ずし(税込2500円)を注文!!
こちらは穴子寿司オンリーで八貫付いてくるそうだ。
穴子病を患ったあんさんはこれを頼む事しか頭に無かった。
お茶を啜りながら楽しみに待つ。

そして、10分程で席に運ばれる!!

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何という、何という美しさだ。。
見るからにふっくらとしてそうな穴子に、間違いなく甘美であろう煮ツメが塗られている。。

 

ちなみに、乃池で使用する穴子江戸前のモノに拘り毎朝20キロ近く仕入れ捌いていく。

煮る際の調味料は酒、味醂、砂糖、醤油のみ。
煮汁を濾して煮詰めると、この特製「煮ツメ」となる訳だ。

 

早速頂くのだが、初めは穴子の感触に直接触れたいので最初は手で摘み口に運ぶ。(普段鮨屋では穴子は箸で食べる派)
真っ先に驚いたのはやはり柔らかさ。これが穴子の醍醐味。月並みな表現だけど、口に入れた瞬間フワッと溶けてしまう。

乃池の穴子寿司に対して、凄く濃厚こってりなイメージを勝手に持っていたのだが意外にも、アッサリとしているのに驚いた!!
このギャップを生み出したのは間違いなくシャリであるのだが、乃池では赤酢と塩のみを使用してシャリを作るそうだ。
なるほど、味の強い穴子寿司が何貫でも美味しく食べられるようにシャープめのシャリを用いた訳だ。

これ、口に入れると濃厚なのにしつこくなく、アッサリ香りが抜けて本当に美味いですよ!!

 

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また八貫も入ってるからお腹の部分、尻尾の方の部分と部位によっての違いも味合う事が出来る(あんさんはでっぷりとしたお腹の部位の肉厚さとぬめりが好き)。

 

非常に大満足になる事が出来、下町風情をもう少し味わいたいと思ったが明日も仕事なので大人しく家に帰るとする。。

 

また江戸前穴子の旬と言われる、梅雨から夏にかけて食べにきたいものです。

 

ご馳走様でした!!!