あんさんの筋肉食紀行

20代筋トレ大好きバンドマンあんさんです。大の酒好き。 美味しい店をご紹介していきますので、良ければご覧になって下さい!!!

あんさんの鮨巡り その6 六本木 「鮓 村瀬」

2016年10月半ば。

今年も秋という秋を感じられずに、一気に肌寒くなる。もはや恒例ですな。。(今日に至っては暑い。)

 

さて、本格的に魚が美味しくなってるこの時季に「鮨 村瀬」を一ヶ月半程前から予約していた。

久兵衛、かねさか、に継ぐ鮨アカデミーの一つ「すし匠」系列の鮨屋である。

自分は今年の四月から細々と鮨屋巡りを始めた身であり、お恥ずかしながら匠系列の店を訪れるのは初めてであった。

親方の村瀬信行氏は四谷「すし匠」、代々木上原「すし久遠」での修行を経て、正に「匠」とも言える鮨種の熟成技術をお持ちだと聞いていた。本格的な熟成鮨を謳う店に訪れるのが初めてのあんさんはこの日を死ぬ程楽しみにしていた。

 

さて、今回の鮨バトルの舞台は無国籍即席の愛が溢れ未だにバブルの雰囲気を漂わせる六本木である。(限り無く西麻布寄り)

六本木ヒルズの入り口エスカレーター付近のマクドナルドの向かい、中国飯店の裏に店は佇んでいた。

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鮓の間に挟んだ「米」が鮨好きの心を擽ります。

何と店の扉は開きっぱなし。これは初めてです。

席に着くと、二番手の方が挨拶をしてきた。

飲み物はもちろん熱いお茶。

握りには、絶対お茶です。

浅めで温度も控え目。薄口の湯呑みで飲みやすい。

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店内はかなり広めの作りで大きな窓があり、中庭が眺められる様になっている。銀座の鮨屋は基本的には狭くビルインタイプが殆どなので、入り口から自然の涼しい風が吹き抜け開放感が新鮮であった。

コの字カウンターの造りとなっていて、四席、四席、四席の形式となっていてそれぞれの枠にメインのまな板が置かれつけ場が三方向ある感じ。

あんさんの席はど真ん中で、しばらくすると親方の村瀬氏がつけ場に登場した。

めちゃくちゃオーラあります。手が大きく綺麗で、渋みを帯びキリッとした眼差し。

正に「鮨職人」と言うに相応しい風貌だ。

店内が急にピリッとした空気になり、村瀬氏が握り始める。

 

先付けは煮浅蜊

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噛むほどに、浅蜊と煮汁の旨味が広がる。

 

さて一貫目!!

何やら雲丹を用意しているが、まさか自分の所に一貫目から来るまいと思っていた矢先、素早く手巻きにして手渡しされる。

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手触りの良い海苔の質感。

クリーミーさは控えめだが、海苔とシャリと雲丹の一体感は凄い。

 

「鮨 村瀬」のシャリは米酢ベースのものと赤酢ベースの二刀流であり、基本的には赤酢ベースのものを用いて握る。

赤酢ベースのシャリは非常にまろやかであり、色の濃さに対し良いギャップを感じる。

またシャリはかなり硬めに炊き上げられており、絶妙で美味しい。最高。

 

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春子 出水のものを使用。今日イチで美味かった一貫。こんなに美味い春子は初めて。厚めに切られた柔らかくプリッとした食感で最後に黄身酢おぼろの甘さがフワッと広がる。最高だった。

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鮪中トロ「 大間の良いのがありました。」と村瀬さんが呟やいた。 口に入れると溶けるが鮪特有の酸味が上手いこと残る。

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白烏賊 寝かせて甘味が倍増している。ランダム気味の飾り包丁がアクセントになります。こちらは米酢のシャリで烏賊の濃厚な甘みのあと酢の香りがしっかり残ります。

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小鰭 一週間寝かせたもの。かなりパンチあります。インパクト大。これもおぼろを上からかましてあり、ビジュアルも美しい。

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椎茸 なんと、ここで椎茸握り。寿司幸の名物のイメージでしたが頂けて良かった。肉厚だがとても柔らかい。

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ここでお猪口一杯ほどの潮汁。

心安らぐ味。

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赤身漬け 色気ある艶。山葵では無く和芥子を種とシャリの間に挟む。マッタリとした美味さ。

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サゴシ 若き鰆の呼び名。藁で炙ったものを提供。ここに来て煮切りと程良い脂の相性が抜群。

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筋子 余計な味付けを一切していない、限り無く生の状態の様なイクラ。恐らく塩のみの味付けで、このようなイクラは初めて食べた!卵一粒一粒の濃厚な旨味が良く分かる。

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金目鯛 皮目の炙り。写真の通り物凄い肉厚で、序盤の春子に通ずるものがある。わりかしサラッとした脂だが、食べ応えのある一貫。

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車海老 サイマキよりもう少し小振りなものを使用。種とシャリの間に、頭の味噌とおぼろを挟んだ一貫。甘い。。

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鰯 僕は鰯の握りが大好きで、まさか夏を過ぎたこの時期に食べれると思わず今年最後かもしれないと思いながら口に入れました。 橙酢で締めたこちらの鰯。口の中のトロけ具合と旨味の広がりは、上質なトロにも勝るのではないかと感動しました。

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穴子 対馬産。これに関しては少し印象が弱かった。提供直前に炙りだが、そこまで香ばしく無く身のホロホロ加減も微妙で、中途半端な方向性の穴子だと若造ですが感じました。

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 干瓢巻 大好きな巻物です。噛み応えがあるけど歯切れ良く優しい甘さの干瓢!!海苔も良い〜感じにしっとりしている頃に提供されて、素晴らしい干瓢巻に出会えた。

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ここでお椀 干瓢巻に合う笑

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玉子 これは珍しい形。薄焼きで、食べてみると焼き目はパリッと香ばしいが中の方は非常に滑らか。甘さがかなり抑えられていて、これは後に出るアイスの美味さが更に引き立つ事になる。

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ラスト アイス。

アイスが出されたのは銀座の「竜介」ぶりです。確か抹茶、マンゴー、きなこ等々覚え切れない程種類がありました。

自分は沖縄の塩アイスをチョイス。塩って甘さがほんと引き立つのよね。お茶も更に美味くなる。

 

以上、たっぷりと握りを頂きお会計8600円。

(実は、村瀬さんが金目の握りを一回提供したのを忘れたのか二貫出してくれるという奇跡が発生した笑)

安すぎる。六本木という立地、お昼だがスタッフもかなり起用している。種もシャリも最高に美味しく、熟成味の勉強もさせてもらいこの値段は衝撃的。

尚、余りに春子の美味さに衝撃を受けた自分はもう一貫おかわりをお願いしたのだが、昼は追加を受け付けていないとの事で断られてしまった。

 

村瀬さんの握り方はとても美しかった。

締めに大きな左の掌でかなり力強く(見えるだけかもしれない)キュっと締めるのが特徴的。握りの形も地紙型でシャリがパラパラっと解れる。

 

熟成種が主に置いているだけあって、一貫一貫インパクトがあるが、行き過ぎというまででは無く飽きずに最後まで幸せにお鮨を頂く事が出来た。

 

また何軒か違う店を巡った後で、ここに来ると面白そうなのでまた必ず訪れたい鮨屋。

ご馳走様でした!!!